電カルとは
電カルとは。
多くのサイトで電カルの詳細な分かりやすい説明・解説を
されているサイトが数多くありますので、本ブログでは
超簡単にお話させていただきます。
電カルは通常、複数のシステムの集まりですが
大きく考えて2つのシステムに分かれます。
それを総称して電カルと表現されます。
まず1つ目。
●カルテ機能
所見などが書かれます。(入力されます)
一般の方が診察室などで一番多く目にする画面だと思います。
医師がメインで使っている印象があるかもしれませんが、
実は多職種の職員も実に多くの記録を書かれます。
看護師、相談員、リハビリ(PT、OT、ST)、管理栄養士、
臨床心理士、歯科衛生士、
医事課(受付や受付の奥にいらっしゃる事務員)、
、、、などなど。キリがないのでこの辺で。
このカルテ機能ですが、院内のネットワークに接続できる
場所ならPCさえあればどこにいても対象患者のカルテを参照したり
入力したりできるので大変便利です。
紙カルテの場合は、どこにあるか探したり、移動させたり、
誰かが使い終わるのを待ったり手間がとてもかかりますが、
一気に解消されます。またどこからでもカルテを開けるので
患者情報の共有化が迅速にできます。
そして2つ目。
●オーダリング機能
まず聞きなれない言葉だと思います。
医師の指示=オーダー。と思っていただければと思います。
病院の職員は基本、医師の指示(オーダー)の元、動いております。
検査、お薬、処置、入院、手術、リハビリ、透析、、、などなど、
医師のオーダーがなければ勝手に実施できません。
もちろん様々な場面で例外もありますが、
基本は医師のオーダーありきです。
その各オーダーをそれぞれの部署が受け取り、実施処理を行います。
それにより採血は終わってるのか、採血の結果は出てるのか、
先に尿の結果だけが出てるのか、レントゲンはまだ終わってないのか、
という感じで現在の進捗が瞬時にわかります。検査結果が出たら
カルテ同様にどこからでも見れるので患者情報の共有化が迅速にできます。
とまぁ、ざっくりとですが大体こんなイメージです。
※会計システムのことも触れたかったんですが割愛させていただきます。
紙カルテから電カルへ移行する際、期待されるのが、
患者さんの待ち時間の軽減、ペーパーレス、病院職員の作業効率アップ、
だと思いますが、慣れるまで時間がかかるのですぐに効果は期待できません。
徐々に、徐々に、効果が出てきます、、、多分(笑)むしろペーパーは。。。(笑)
そんな電カルですが、時代の流れといいましょうか、
どんどん普及し続けています。電カルを一度経験すると、
紙カルテに戻れない、という話は、病院あるあるです。
さて、前置きはこの辺にしておこうと思います。
本ブログは電カル推奨ブログではありません(笑)
本編を書く前に電カルのことをわかってもらいたくて
前置きを書かせていただきました。
次回から本編を少しずつ書いていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。