電カル導入戦争~準備編~

三流院内SEブログです

最終デモ報告

さて、続きを書きます。

 

電カル2業者による、最後のデモが終わり、各部署の評価表もすべて回収し、

集計し、その結果をIT推進委員会で報告する日がきました。

 

正直、私の胸は嬉しさでいっぱいでした。私は元々S社を推していたので、

ここまで思い通りに事が進むのはすごいな、、、と内心は自画自賛でした。

 

IT推進委員会が始まり、デモの結果報告がY先輩より進められました。

Y先輩「えー、以上で結果報告でした。皆様、デモに参加していただきまして、

ありがとうございました。これからの進め方ですが、次はS社とB社に

見積もりを出させようと思います。」

 

私の心の声「ん!?」

 

Y先輩「基本的には使い勝手が良いものを選定するのは当たり前なんですが、

1千万、2千万と差がつくと話が変わってくる場合もあるので、上に総合的に判断して

いただく為に見積もりを双方に依頼しようと思います。」

 

私の心の声「何を言っているんだこの人、この期に及んで。。。言っていることは

正しいかもしれないが、なんのためにこれまでデモをしてきたんだ?もし

1千万、2千万と差がついた場合、経営層は安い方を選ぶに決まっている。。

そして電カルを使うのは経営層でもなければ、Y先輩でもない、現場なんだ。

 

どうやら、電カルの業者決定権はIT推進委員会にあるわけではなく、

上の人達で行われる会議が決定権を持っているそうなんです。

「理事会」というやつです。それは限られたトップでの会議です。

 

この日のIT推進委員会はあっけなく終わりました。

私は自分の考えが甘かったと痛感しました。考えてみたらそうですよね、

あれだけ高額なシステムです。1億超えは当たり前と言ってもいいでしょう。

さらにお金を払うのは法人なので、慎重に検討し慎重に議論されるべき案件です。

1委員会で決められる案件ではないです。

Y先輩はきっと、デモの評価で敵わないとしても、「金額面で勝てる」、

そう認識してたと思います。デモの評価表を回収したときも全然悔しそうに

見えませんでしたから。「デモで勝ったらさらに推せるな」それぐらいの認識

だったと思います。

 

私はY先輩の指示で、S社とB社に見積もりの依頼を出しました。

 

続きはまた今度書きます。

どうぞよろしくお願いします。